バランス測定・修正のニーズが増している中、静バランス測定に関するお問合せを多く頂くようになりました。
そこで、バランスチェッカーについて説明いたします。
バランスチェッカーとは
ワークを回転させること無く(無回転・非回転)、重量分布の不均衡状態を計測しアンバランスを測定する方法を静的手法(スタティックバランシング)といいます。
この手法を用いて高精度なアンバランス測定を短時間で行える静バランス測定器(静釣合い試験機)です。
測定可能なワークは
· 回転させてアンバランスを測定することが困難な物
· 回転させてアンバランスを測定すると危険な物
· 回転にエネルギーが必要な大径の物
· 芯出し可能でディスク状の物
例えば、研削砥石、切断砥石、ブレーキドラム、ブレーキディスク、プーリー、特殊フランジ、スクリュー等

測定風景
カスタム事例紹介
標準機お客様の環境・ご要望に合わせたカスタム設計・製作を行っています。
※今回は、黒い恋人さんからご紹介いただいた、検査システムの一例をご紹介します。
特長
· 形状測定機構を搭載し、ワークの外径・穴径・厚み測定が可能。
· アンバランス位置マーキング用スタンプを上下に搭載。
· 自動製造ライン対応のため、自動ローラーコンベアを搭載。
· 前・後装置とのIO通信により、ワークの自動搬入・搬出が可能。
· カラー液晶モニターの採用により、視認性を確保。
· 安全対策のため、ブザー付パトライトを設置。

この機体は、FAラインの中で、静バランス測定→形状測定→アンバランス位置へのマーキングを行います。
また、ホストコンピュータと通信し、ワーク情報を取得することで自動運転も可能です。
また、ホストコンピュータと通信し、ワーク情報を取得することで自動運転も可能です。
カスタム事例は、順次ご紹介します。
お楽しみに!
かしこ