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「完全無線(ワイヤレス)」でより快適なバランス修正が可能に

※製品写真は完成イメージです。

この度、大宮工業は「世界初」完全無線機能フィールドバランサを開発しました。
本体(操作部)と加速度センサ、回転センサ間の「完全無線通信」を実現。

これまでネックとなっていたメンテナンス設備周辺のケーブル混線の心配がなく、快適にご利用いただけます。

開発のきっかけは、お客様の声から

従来品をご利用中のお客様を訪問した際、このようなお声を数多くいただいていました。

配線の片付けが大変…なんとかならない?

他の工作機械で使用する時の取り付けや取り外しが面倒…

事実、従来品を別の工作機械に設置する際の工程として、

①元の工作機械からセンサケーブルを巻き取り→別の工作機械に取り付け
②使用後に巻き取り→元の工作機械に取り付け

があります。

「え、そんなの簡単じゃない?」と思いますよね。

ですが、工場内の床は油膜で汚れているケースが多く、ケーブルが油で汚れてしまって拭き取るのが手間だったり、中には構造上取付けたくてもつけることができない場合もあります。

大宮工業では、そのようなお客様の声にお応えすべくこの商品を開発しました!

従来品との違い

従来品であるフィールドバランサー Myself-1 type TⅡは、技術や経験を必要としない、誰でも簡単に「短時間」で「高精度」なバランシングを行える装置です。

コンパクトで持ち運びしやすく、操作も簡単ということから大宮工業の看板商品のひとつでもあります。このバランサーを使用して多くのお客様の回転機器のバランス測定を行い、培ってきたノウハウから新製品の開発につながりました。

新製品との大きな違いは2つです。

1-操作端末

1つ目は、操作端末。タブレット端末を採用したことで、画面が大きく見やすくなり操作性が向上しました。また、Windowsが搭載されている為、バランス修正結果や振動測定データもファイルに保存し活用することが可能です。

2-完全無線

従来品は振動センサ・回転センサ・反射シールと本体がそれぞれセンサケーブルでつながっています。しかし、新製品は本体とセンサ間のケーブルを取り払い完全ワイヤレスになっているため、ケーブルの巻き取りや取り付けといった面倒な作業から解放され、持ち運びも簡単です。

※作成中の回転センサ

ケーブルの断線や引っ掛け、巻き込みなどのリスクがゼロになるのも魅力の一つ。

さらに、ワイヤレスのフィールドバランサーであれば、センサ取り付け時間の短縮だけでなく、構造上有線のセンサがつけられない機械に対しても設置できる可能性があります!「うちの機械にはつけられないから…」とあきらめていた方はぜひご検討ください。

大宮工業が実現した、完全無線のフィールドバランサ

新製品は設置方法も簡単です。

※設置イメージ

  1. 「加速度センサ」を振動軸受箇所に取り付けます。
  2. 「反射シール」を回転体に貼り付け、「回転センサ」を反射シールと向き合うように設置します。
  3. タブレットを起動し、バランス修正に入ります。

いかがでしょうか?従来品も設置は簡単でしたが、さらに簡単になりました!

詳しい仕様に関してはまだお伝え出来ない部分もありますが、「完全無線」のフィールドバランサーはまだ他に開発されていません。(完全無線ではない無線バランサはあります)

現在量産化に向けて準備を進めている段階ですので写真はイメージですが、正式に発売日が決定しましたら改めてお知らせします。心待ちにしていただけたら嬉しいです!

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