研削砥石の結合度試験にはハンドルを手動で回して試験を行う装置などありますが、手動では無意識のうちに手加減しハンドルを回す速度・強さなどにブレが生じたり、ハンドルを回す速度・強さを均一に保つための経験など、作業者の個人差が結合度試験結果に差を発生させます。
それでは研削砥石の製品精度・品質保証が保てません。
そこで開発されたのが当社製大越式自動結合度試験機!!
試験条件等の設定を行うだけで機械的に荷重・試験を行い、作業の簡略化・品質管理の向上に貢献。
日本工業規格JISR6240の大越式結合度試験に基づいた自動試験装置。試験する際のビット回転速度・負荷荷重など細かい設定で試験できるので、他の結合度試験機に比べより実態に基づいた高精度な研削砥石の試験装置になります。
機械的に自動試験を行うことで、従来の手動による個人差をなくすことができ、設定した基準/条件を基に試験する事が可能となりました。
誰でも均一な大越式試験が行える様に、台座に研削砥石を置いてスイッチを押すだけで検査可能に。
また、検査に使用するビットの測定回数を把握できるように回数表示機能搭載しています。設定回数を超えると指定回数上限表示でお知らせいたします。
規定回数使用すると交換が必要なビットですがその手間を出来るだけなくす為に、接続部にはキーレスチャック採用。
工具レスで手軽に交換が可能です。
※測定ビットの販売も行っております。
現場で使える便利機能搭載
・測定結果データ出力
・ビット使用回数設定(アラーム表示)
・ビット食い込み深さ推移グラフ(表示レンジ切替可)
様々な条件設定が可能。
今まで勘に頼っていた条件を数値で設定できるようにしたため、同一品質検査が行えます。
・ビット回転 (回転速度)
・ビット使用回数警報など
測定仕様 ※JIS R6240 大越式試験方法に準ず
荷重範囲:10㎏f~80kgfで自動切換え
(10kgf荷重毎に8段階の荷重に設定可能。)
荷重方法:荷重錘による重力荷重。
荷重精度:±500gf
試験条件とワーク情報を入力し、ワークを台座にセットしボタンを押すだけの簡単操作。
1台の試験機で小径から大径、薄物から厚物まで、様々なサイズの砥石に対応が可能です。
台座に置いた砥石を自由に動かせる“ワーク搬送ローラ”を搭載 。 高重量の研削砥石の結合度試験を行う上で測定位置までの移動、回転をサポートします。
高重量の砥石を女性でも簡単に台座上で砥石を回転・移動させて測定する事が可能となりました。